お試し住宅の可能性

中山間地域は人口減少と空き家問題が深刻だ。
空き家はどんどん増え人口は減っていく。

これは静岡新聞に掲載されたデータだが、私が住んでいる浜松市天竜区の人口は2010年から2015年にかけて3656人(10.8%減)減っている。今の人口が30,301人なので単純計算であと約40年で消滅してしまう。何百年と続けられてきた田楽も神楽も中山間地域の歴史もあと約40年なのか?

静岡県、人口減少が加速 2015年国勢調査速報値

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そこで他所から移住希望者を天竜区へ誘致すれば良いのだが、移住に関しては問題が沢山ある。

 

移住希望者が居ても、使える空き家の数は少ない

冒頭で「空き家はどんどん増え」と記載した。浜松市天竜区に空き家は沢山あるが、移住者が使える空き家が少ないのだ。貸せない空き家として下記のような事例が上げられる。

  1. 人は住んでいないが、持ち主(故人)の物がそのまま残っている。
  2. 空き家に物は残ってないが、仏壇や墓がそのまま残っている。
  3. お盆と正月は実家に帰るため他人に貸せない。
  4. 空き家になってから10年以上経過しているため、手直しにお金がかかる。
  5. 知らない人に貸したくない。(借りた人が近所へ迷惑をかけると大変)
  6. 子どもの頃育った思いでの家だから貸したくない。
  7. なんとなく貸すタイミングを逃した。

今まで多種多様な空き家を見てきたが、だいたい貸せない理由は上記の1〜7に当てはまる。
つまり空き家を借りる際は、持ち主は借りる方との理解が必要なのだ。

これらをクリアしないと、空き家は増え続け人口流失も止まらない。
移住者が空き家をアパート並に気軽に借りることができない限り過疎化は進んでしまう。

 

アパートやマンションを建設すればいいのでは?

手っ取り早いのが、中山間地域にアパートやマンションを建設し、格安で提供することである。

しかし人口が少なく、職場の少ない中山間地域に誰がアパートを建設するのか?
私だったらJRの主要駅近辺にアパートを建てます。。。恐らく人口の少ない中山間地域にアパートを建てる業者は居ないでしょう。。

 

お試し住宅の可能性

そこで一つの案としてお試し住宅が上げられます。

田舎にいきなり来て空き家を探すことは心身ともにハードであり、見ず知らずの人に空き家を貸す人は多くありません。
まずは田舎に馴染めるか、近所付き合いが出来るか仮住まいが必要になります。

浜松市は天竜区に多数のお試し住宅を持っています。しかも住宅は元教職員住宅だったアパート。主要道路や大きな自治会に面しているので集落の中では暮らしやすい場所に建てられている傾向があります。
さらに格安で住むことができ、そこに住みながら自治会活動やお祭り、各イベントに参加し、田舎の雰囲気を探りながら自分の住みたい空き家を探すことも良いと思います。

お試し住宅は静岡県の一部の市に存在します。
【静岡県のお試し住宅】

 

つちだ
静岡県には一部の市でお試し住宅が存在します。田舎暮らしで失敗しないためには、一時的な仮住まいがお勧めです。もちろん浜松市のお試し住宅は私がサポートしますよ!

ABOUTこの記事をかいた人

浜松市天竜区在住。民間企業で工業デザイン、青年海外協力隊村落開発普及員としてフィリピン共和国レイテ島町役場勤務、帰国後地域おこし協力隊として浜松市天竜区の地域づくり。現在は都市部から移住者を斡旋する移住コーディネーターとして活躍。