成功する地域おこし協力隊と役所②

前回の記事で失敗例ばかり述べましたが今回は成功例を。
これがあるから成功した!という理由を5つ書きます。

1.専門分野で活動できる人物を求めている。

担当職員が地域のことについて良く知っており、地域にどのような逸材が必要なのか把握していれば、専門性に優れた人材を集めることができます。職員も募集時に採用しやすく、採用される側もこれから行う仕事が分かり、地域の方々も隊員が何をしてくれるのか把握でき、お互い活動当初から摩擦(ミスマッチ)が少なく活動できます。

2.一芸有りの隊員や第二新卒を採用している。

地域団体やNPO団体で活動する隊員も多いと思います。新卒の場合、新入社員教育を行う手間は地域団体やNPO団体になりつつあります。理解力のある団体なら新隊員の教育をしてくれるのですが、そうでない団体も沢山あります。もちろん新卒でテキパキ動く人もいますが少数です。また一芸ある隊員は田舎で強みを活かせます。専門分野で東京で1番になれなくても、田舎では確実に1番になれます。

3.普通に職員のモチベーションが高い。

隊員と共に二人三脚で地域を良くしていく気持ちがある。むしろ無いと駄目です。

4.隊員採用が、現職隊員の一本釣り。

現職隊員から推薦の隊員候補者は、隊員の生活や活動内容まで現職隊員を通じ情報を受け取っており、隊員になった際、自分に何が出来るか把握しているため失敗しにくくなります。また、派遣地域に何度か来ているため地域を良く理解しています。

5.市より町、町より村。

必ずしも正しいわけでないが、市より町、町より村の方が成功しているようです。決済(稟議)が通る早さは村役場が一番早いようです。また小さいコミュニティほど隊員は動きやすく、成果を上げやすいと言われます。村役場など小さなコミュニティほど消滅の危機感を持っているため、職員が隊員と共に地域おこしを積極的に取り組んでいます。

隊員の数は全国で約3,000人となり、隊員が活動地域を選ぶ時代になりました。
役所は短時間で優れた隊員を見極め採用しなければなりません。

地域おこしの成功の秘訣は掛け算です。
「隊員×職員×地域=成功」になり、どれか0では成功になりません。

成功する地域は、誰もが楽しんで仕事をしているように思えます。地域おこし協力隊成功の秘訣は、隊員×職員×地域が未来に悲観せず、今の課題を一生懸命取り組んでいる地域ではないでしょうか。

つちだ
地域おこし協力隊の成功の秘訣は掛け算です。【隊員×職員(行政)×地域(住民)=成功】どこのポジションが0でも成功しません。各ポジションが協力しつつ地域づくりをしていきたいですね。

ABOUTこの記事をかいた人

浜松市天竜区在住。民間企業で工業デザイン、青年海外協力隊村落開発普及員としてフィリピン共和国レイテ島町役場勤務、帰国後地域おこし協力隊として浜松市天竜区の地域づくり。現在は都市部から移住者を斡旋する移住コーディネーターとして活躍。