【コラム1】中山間地域は今後に必要な場所

近年「田舎暮らし」がブームとなり、都市部から地方へ若者の移住が盛んに取り上げられていますが、まだまだ東京へ行く若者の方が多いように感じます。

「田舎暮らし」ブームが加速し、地方へ人の流れが逆流のように変われば面白いのですが、移住には仕事や住まい、家庭の問題など様々な事情が重なりあっています。
さて、東京で頻繁に開催される移住相談会ですが、各県から多くの市町村が出展しています。

その中で私が「なぜ浜松市天竜区へ移住をオススメしているか?」というと「それは土田が浜松市天竜区在住だから・・・」という理由が無いわけでもありませんが、

一言で表せば「これからの日本に必要な場所」だからです。
多くの方は「人が少なくなってる田舎はそんなわけないだろ。これからは東京だ!」と、

思われるかもしれませんが、なぜ今後必要となるのか、その理由を私なりに考えてみました。
グローバル化の進む社会今後どんどんグローバル化になること間違いありません。

グローバル化とは「国と国を分けてる”隔たり”や”障壁”が小さくなること」ですが、簡単に言うと「ヒト・モノ・カネ」の動きが活発になります。外国人は日本にどんどん来ます。

優秀な日本人はどんどん外国へ行くでしょう。そのとき大切なことは、石川遼選手のように英語を勉強して英語が喋れるようになること…。ではなく、自国の伝統・文化・歴史をしっかりと

認識していることです。

「はぁそうなの?・・・」と思うかもしれませんが、私たち日本人は自分の国のことを知っているようで

知りません。私は青年海外協力隊としてフィリピン共和国レイテ島タナウアン町役場の農業事務所で2年半ほど仕事をしていました。日本人は私1人でしたが、同じ町にアメリカ平和部隊や隣町に

韓国国際協力団の隊員が住んでいました。
外国人同士気が合うもので、夕食を共にすることも多々ありました。

そんなときに話題になることは自国の食文化。
韓国人はキムチの事を深く語ってくれ、アメリカ人は移民が殆どなので「人によって食文化が違う」などと語ってくれました。

日本人の私は和食のことをもちろん聞かれますが、お茶や味噌汁の作り方を聞かれても上手く答えられないことがありました。お茶は恐らく蒸して、揉んで、乾燥させるのですが、その行程を

見たことも手伝ったこともなく、日本人なのに上手く答えられません。

味噌汁も味噌は大豆から出来ているのですが、それをどのように加工し、どのような行程で味噌を作るのか知りませんでした。日本人なのに答えられない。これが情けないのですね。

そんな苦い経験をフィリピンで感じました。

日本人としての経験、歴史・伝統を学ぶ言葉が喋れても語る経験・知識が無ければ語る事さえ出来ません。

逆に言葉に自信が無くても、経験・知識があれば、少ない言葉でも興味があれば相手は必死に聞いてくれます。

帰国後「浜松山里いきいき応援隊」として浜松市天竜区で活動し、この地域で感じたことは、「住みながらにして日本の文化・歴史・伝統を学べる」ということです。

幼稚園、小学校低学年は、小さい頃からお茶摘みや、そば打ち体験を経験します。

また、重要無形民俗文化財などが身近に存在しています。つまり、中山間地域では生活の一部に伝統や文化が根付いているのです。

そのような経験は日本人として世界で生きて行く上でとても大切なことです。

色々な国の方と一緒になったとき、しっかりと日本の事を喋れます。
わざわざ授業で学ばなくとも、生活の一部に伝統や文化が根付いているため、

子供たちは自然と日本の文化・伝統を学ぶことができます。
また浜松市天竜区は地理的条件も優れており、暑すぎず寒すぎず、東京や大阪にも近く、自然豊かな場所です。

移住コーディネーターとして、中山間地域の魅力を上手く説明しつつ、浜松市天竜区へ地域の担い手になるような面白い方を連れてこられればと思います。

ABOUTこの記事をかいた人

民間企業で工業デザインを行なったのち、青年海外協力隊村落開発普及員としてフィリピン共和国レイテ島町役場で街づくりを行なう。 帰国後、地域おこし協力隊として浜松市天竜区で活動。都市部から移住者を斡旋する移住コーディネーターとしても天竜区で活動した。