くんま遊楽亭たべや(農家民宿たべや)

浜松市天竜区熊地区の奥深く、五月晴れの日に「くんま遊楽亭たべや」を訪れた。「くんま遊楽亭たべや」は静岡県内で農家民宿第1号店として登録されたお店であり、平成23年8月5日から営業している。

お店の場所は、隠れ家のような奥まった場所にある。県道9号線を東栄方面に進むと、途中小さな路地がある。よく見ると小さな看板に「たべや ここ下る」と記載されており、恐る恐る下ると大きな古民家が左手に見える。

熊地区のお寺「光雲寺」の過去帳によると、「くんま遊楽亭たべや」は築250年以上の古民家だそうだ。古民家自体は、所々補修や増築をしているが、宿泊しながら250年前の江戸時代に建てられた家作りを楽しむことができる。


暖房器具は「暖炉」と「火鉢」。こういう小物が古民家の雰囲気をさらに高めている。


宿泊者の寝室も、古き良き昔ながらの和室で、夏は標高が高いため、エアコンを必要とせずに宿泊できる。6畳の洋室と8畳の和室があり概ね7人〜9人一度に宿泊する事が可能。宿泊費は1泊2日の夕食、朝食付き6480円(税込)とリーズナブル。

料理も里山でとれたイノシシや鹿肉などのジビエ料理。自宅で収穫した野菜をふんだんに使った料理など、美味しい創作料理がもり沢山。宿泊すればたらふく食べられる。

今回は特別に、自家製ピザ釜で作った手作りピザを頂いた。「くんま遊楽亭たべや」ではピザ作り体験も行っており、「体験料500円+食材費」でピザ作りや薫製体験をすることができる。自分で作った焼きたてのピザは最高の料理といえる。

庭を探検すると、5頭のヤギが草を食べていた。小さな小ヤギは近づくと逃げ物陰に隠れてしまうが、大人のヤギは太々しく座り込んで逃げない(笑)。さらに、今年の夏から羊が1頭増えることになった。モコモコの羊に癒されながら、里山でくつろぐことも良い。

「くんま遊楽亭たべや」は水野夫妻が経営している。水野さんは愛知県長久手市から熊地区へ移住し7年が経った。

農家民宿は熊地区の宿泊施設として重要拠点となっており、外国からの問い合わせも増えている。特に日本好きな外国人にとっては、ビジネスホテルや高級旅館よりも、古き良き古民家で手作りの創作料理を食べながら、日本の文化や地域の暮しぶりを聞きたい旅行者が多いそうだ。

また水野さんは宿泊者に対して、里山での生活や古民家再生の話をしてくれる。都市部住民が地方に興味を持つ時代だが、農家民宿は移住希望者にとって移住のキッカケを作る重要拠点といえる。

【施設情報】
名称:くんま遊楽亭たべや
住所:静岡県浜松市天竜区熊1664
電話:053-929-0168
URL:http://yugakutei.jp
アクセス:新東名 浜松浜北I.Cより国道152号・県道9号線経由所要時間約40分

ABOUTこの記事をかいた人

民間企業で工業デザインを行なったのち、青年海外協力隊村落開発普及員としてフィリピン共和国レイテ島町役場で街づくりを行なう。 帰国後、地域おこし協力隊として浜松市天竜区で活動。都市部から移住者を斡旋する移住コーディネーターとしても天竜区で活動した。