そもそも浜松DAYってなに?

そもそも浜松DAYってなに?

去年の11月から「浜松DAY」として、ふるさと回帰支援センター内の静岡県移住相談センター窓口にて移住相談を行なっています。11月以前から東京や西日本(名古屋、大阪)に移住相談へ行く機会はありましたが、定期的に毎月同じ窓口で業務を行なうことはありませんでした。静岡県移住相談センターの窓口で、毎月移住相談業務を行い感じた事がいくつかあります。東京在住の移住希望者から見た静岡県や浜松市のイメージは、想像していた以上に異なりました。

まず、東京在住の移住希望者が持つ静岡県のイメージは「熱海・伊豆」「富士山」「西の方に色々と市や町がある」です。浜松は政令都市なので「名前は知っている」程度であり「新幹線のぞみが通過する場所」と理解している方が多いと感じます。移住希望者に対して、訪れた事のない県や市をどのように説明するか?他県他市とどのように分かりやすく比較するか?移住相談を受ける上で、この事に重視します。まず移住を考えたキッカケをお聞きします。転職するためなのか?自然環境の良い場所で暮らしたいためのか?引っ越しのついでに環境の良い場所を希望しているのか?など、話しが脱線しないように、移住を考えた目的をお聞きし、要望にあった環境を静岡県から紹介します。なぜ静岡県から紹介するかというと、東京在住の方は長野県や山梨県、静岡県を移住希望地域とする光景があり、移住希望者が望む条件が他県とどのように異なるか説明します。

次に静岡県内での比較ですが、静岡県は大きく分けて東部、中部、西部に分けられ、移住希望者が望む環境によってそれぞれ説明します。例えば車の免許を持っているか?アパートが良いのか一軒家が良いのか?山が良いのか海が良いのか?などです。私は浜松市の移住コーディネーターなので、浜松市に来て頂けるよう説明しますが、良い点も悪い点も説明します。

移住後「こんな地域とは思っていなかった。帰りたい。」とならないように、負担になりそうな点や疑問に思う点を説明します。その中で中山間地域の事を説明しますが、移住希望者が持つ浜松市のイメージは「うなぎ」「浜名湖」「政令市」「ヤマハやスズキ」「地方都市」のイメージが強く、山や川、自然環境が良い地域があるとは知りません。それを説明しつつ、地理的な条件や公共交通機関の案内、キーマンとなる組織や人の案内を移住希望者の雰囲気から説明します。

相手のお話を聞きつつ、こちらの説明を行ないますと、少なくても1時間ほどの説明になります。しかし窓口で得られる説明は画像やパンフレット、口頭の説明でしかありません。次のステップへ進めるように、次に何を行なえば良いか案内しつつ移住相談を行ないます。移住希望者は多くの市・町を見ており、実際移住するまで相談日から1年以上かかるときもあります。

ABOUTこの記事をかいた人

元青年海外協力隊フィリピン派遣。帰国後地域おこし協力隊。デザイン事務所、ビジネス相談、お祭支援クラウドの開発もやってます。地域おこし協力隊のマネージャー&アドバイザーも。