先日消防団の夜警を行ないました。浜松市天竜区師団天竜方面隊では夜8時から消防車でパトロールしつつ警戒活動を行ないます。地域によっては歳末警戒・年末特別警戒として年末のみ夜警を行なう地域もありますが、天竜区師団天竜方面隊では年末から2月末まで夜警を行い、火災予防を地域の方へ呼びかけます。
特に12月〜2月は空気が乾燥しており、自宅でストーブなどの暖房器具を使用する家庭が多く、消し忘れ等の注意喚起を行なっています。また、夜警を行なうことにより消防団員同士の結束が深まり地域の方に安心安全を与えることができるなど、副次的な効果もあると思います。
若者移住者は消防団に入るべきか?
さて、田舎へ移住した若者(主に40歳以下)は消防団の入団を地元の若者から誘われると思います。年々消防団団員数が減少しており、ダブルワークで消防団員活動を勤める団員負担も大きくなっています。地方に住む若者で消防団に入団している方もいれば、そうでない方もおります。
入団していない方の意見は「ダブルワークになり仕事が忙しく参加できない」ことや消防団の訓練がもはや形骸化しており「実質的な訓練が少ないため入団したくない」など否定的な意見も少なくありません。恐らく若手の移住希望者は入団に悩むと思います。全く知らない組織に入り、分列行進の練習をいきなり行なう等抵抗があってもおかしくありません。
ではどうすればいいの?
しかし同世代との繋がりや、地元で商売を行なう方との繋がりを作る際にはオススメです。消防団は歴史ある組織であるため、OB隊員も多く現役消防団員というだけで、多くの年配者や若者と面識を持てます。現代は人それぞれライフワークが異なるため、地域に住む若手が全て消防団に入団することは難しいでしょう。
もし、移入希望される方が、地域づくりやNPO活動をされる際に消防団との関わりはとても心強い組織になると思います。地域に対する現代の問題やこれからの課題も消防団活動を通して見えてくるのではないでしょうか。このような事を参考に、消防団の入団を検討して頂ければ幸いです。消防団に入らないから村八分にされる・・・という地域は今は少ないでしょう。もしあったとしても、そのような地域は今後増々縮小するのではないかと思います。